頼ってもらえずにすねている同僚を、なだめるときの英語|『BONES』S05E07で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 頼ってもらえずにすねている同僚を、なだめるときの英語|『BONES』S05E07で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『BONES』シーズン5エピソード7では、ブースが仕事の悩みを、スイーツではなく旧知のワイアットに相談します。今回は、自分が頼られなかったことにすねるスイーツと、その気持ちをくみ取ってなだめるワイアットのやりとりを起点に、英語を読み解きます。

「平気」と言いながら顔に出てしまう本音と、それをやわらかく受け止める言葉の両方が、職場の人間関係にもそのまま重なる場面です。

目次

「平気です」と言いながら、気にしている

研究所の取調室のガラスの裏で、ワイアットとスイーツが顔を合わせます。

Sweets: Yeah, Agent Booth has had me conduct more interrogations lately.
(ええ、最近ブース捜査官は、僕に取調べを任せることが増えてるんです。)

Wyatt: That’s, uh, quite the vote of confidence.
(それは、なかなかの信頼の表れだね。)

Sweets: I know why you’re here. Agent Booth left my office and immediately went to you, didn’t he? No, I’m alright with it.
(あなたがここに来た理由は分かってます。ブース捜査官は僕のオフィスを出て、まっすぐあなたのところへ行ったんですよね?いえ、僕は平気ですよ。)

BONES Season5 Episode7 (The Dwarf in the Dirt)

vote of confidenceは「信頼の表明」のことで、ワイアットはさりげなくスイーツを持ち上げます。

それでもスイーツは、付加疑問のdidn’t he?で、ブースがワイアットに相談したことを確かめます。続くI’m alright with it.は「それで構わない」という意味ですが、表情は明らかに平気ではありません。言葉と態度が食い違う、分かりやすいすね方です。

図星を指してから、本音をほぐす

ダイナーで黙って食べ続けるスイーツに、ワイアットが切り込みます。

Wyatt: You’re irked, aren’t you?
(気に障っているんだろう?)

Sweets: Oh no, it’s just … you gotta admit. All that experience, and knowledge, and wisdom, trapped in a kitchen? It’s crazy!
(いえ、ただ……認めてくださいよ。あれだけの経験も知識も知恵も、厨房に閉じ込めておくなんて。どうかしてますよ!)

Wyatt: I would suggest that what really chuffs your eggs is that in his hour of need, Booth turned to me for advice instead of you. But Booth couldn’t go to see you, because your first duty is to the FBI.
(きみが本当に気に入らないのは、困ったときにブースがきみではなく私に助言を求めたことだと思うがね。だが、ブースはきみのところへは行けなかったんだ。きみの第一の務めはFBIに対するものだからね。)

Sweets: Well, he should trust me.
(でも、僕を信頼してくれたっていいじゃないですか。)

Wyatt: He does trust you, implicitly!
(ブースはきみを心から信頼しているよ!)

Sweets: Obviously not, he came to you, right? A chef.
(そうは思えませんね。あなたのところへ行ったんですから。シェフのところへ。)

Wyatt: But the point is, he would never do anything that would compromise your professional obligations. He’s too fond of you for that.
(大事なのはそこだよ。ブースは、きみの職務上の立場を危うくするようなことは決してしない。それほどきみを大切に思っているんだ。)

Sweets: Did he say that? Out loud?
(彼がそう言ったんですか?口に出して?)

BONES Season5 Episode7 (The Dwarf in the Dirt)

irkedは「むっとした」という口語寄りの言い方です。ワイアットは不満を否定せず、まずturned to me for advice instead of youと不満の正体を言葉にします。そのうえで、doで強めたHe does trust youとtoo fond of you for thatで、頼らなかったのは大切に思っているからだと意味を置き換えています。強く疑いながらも思わず聞き返すOut loud?に、気になって仕方がない本音がのぞきます。

自分から声をかけて、いつもの関係に戻る

後日の朝、スイーツはブースを冗談めかした呼び名で迎えます。

Sweets: Morning, Agent B.
(おはようございます、B捜査官。)

Booth: Hiya Sweets. Okay, about the other night when I came to your office.
(よう、スイーツ。それでな、この前の晩、おまえのオフィスに行ったときのことだけど。)

BONES Season5 Episode7 (The Dwarf in the Dirt)

about the other nightは、気まずさが残る出来事を自分から持ち出す切り出し方です。スイーツは受け流し、ブースはコーヒーを手渡して、いっしょに聴取へ向かいます。いつもの調子で誘われたスイーツの顔に、笑みが戻ります。

まとめ|すねた気持ちは、先に言葉にして受け止める

I’m alright with it.と言いながら気にしている相手には、You’re irked, aren’t you?で本音を言い当て、He does trust youやHe’s too fond of you for thatで受け止め直せます。頼られなかった側の気持ちをほぐす英語と言えます。

次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。

chefとcookの違いや冗談の引き際を伝える英語も、同じエピソードのコラムで扱っています。

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