「What happened to your wrist?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E22で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「What happened to your wrist?」と聞かれたら、何と返す?|『メンタリスト』S05E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン5第22話には、様子を気にかける質問や、近況を尋ねる声かけ、頼みごとに、短く受け答えする場面が三つ出てきます。返事はどれも一言か二言ですが、日常でそのまま使える形ばかりです。

短い質問に、短く受け答えするだけで会話は成り立ちます。「何でもない」「相変わらず」「わかりました」という三つの返し方を、場面ごとに見ていきます。

目次

「What happened to your wrist?」気づいて尋ねる形と、「It’s nothing.」の返し

エピソードの冒頭、朝のあいさつ「Good morning」を交わしたあとに、次のやりとりが続きます。

— What happened to your wrist?
(手首、どうしたの?)
— Ah, it’s nothing. I tripped.
(ああ、何でもない。つまずいただけ。)
The Mentalist Season5 Episode22 (Red John’s Rules)

What happened to ~? は、様子の変化に気づいて「〜はどうしたのか」と尋ねる形です。happen to ~ は「〜の身に起こる」という意味で、けがや見た目の変化に触れるときに使われることが多いとされます。ここでは your wrist と、体の部位をそのまま置いています。

返事の最初の言葉は It’s nothing. です。大したことではないと、話題の重さを下げる言い方で、相手の心配を軽くする働きがあります。台詞だけでは、実際にどの程度の出来事だったのかは分かりません。

そのあとに I tripped. と、原因だけが短く添えられます。trip は「つまずく」という意味の動詞で、足を何かに引っかけてバランスを崩すことを指します。倒れたことまでを含む fall と比べると、動きの一瞬を言う語です。I tripped. のように過去形で一言添えると、質問への答えが簡潔にそろいます。

詳しい経緯を続けず、ここで答えを切っている点も、この返し方の特徴です。長い説明を加えないことで、話題が深まらず、次の話に移りやすくなります。

「So what’s new with you?」近況を尋ねる声かけと「Same old, same old」

場面が移り、別の会話では、近況を尋ねる声かけが出てきます。

— So what’s new with you?
(それで、最近どう?)
— Nothing.
(特にない。)
— Same old, same old, huh?
(相変わらず、ってところか。)
The Mentalist Season5 Episode22 (Red John’s Rules)

What’s new with you? は、「最近どう?」と近況を尋ねる聞き方で、日常のあいさつとして使われることの多い形です。new が「新しいこと」を指し、with you で相手に話の向きを定めています。先頭の So は、会話の切り出しや話題の切り替えに添える語です。

返答は Nothing. の一語です。新しい出来事は何もない、という意味で、それ以上は何も足されていません。尋ねる形が「新しいことは何か」なので、答えも nothing で受ける形になります。

その返答に続くのが Same old, same old, huh? です。same old は「いつもと同じ」という意味で、二度重ねると「相変わらず」の気分が強まります。文末の huh? は、「〜ってことか」と軽く確かめる言い方で、返事を言い換えて受ける形になっています。

引用した部分は、近況を尋ねる声かけ、それを受ける一語、それを言い換える一言という三つの発言です。いずれも短く、日常のあいさつとして置き換えやすい形です。

「Could you do me a favor?」頼みごとの切り出し方と、「I understand.」の返し

さらに別の場面では、頼みごとと、その理由、受け止めの言葉が続きます。

— Uh, could you do me a favor? Could wait in the car when I talk to Pete?
(あのう、お願いがあるのですが。ピートと話すあいだ、車で待っていてもらえますか?)
— Okay.
(わかりました。)
— It’s not that he dislikes you. It’s just, you know, you’re… you’re police.
(あなたを嫌っているわけではありません。ただ、その、あなたは…警察ですから。)
— I understand.
(わかっています。)
— Thank you.
(ありがとう。)
The Mentalist Season5 Episode22 (Red John’s Rules)

Could you do me a favor? は、頼みごとの前置きです。do someone a favor は「〜の頼みを聞く」という意味で、先に「頼みがある」と予告してから、内容を次の文で述べています。Could you ~? は、Can you ~? より丁寧に頼む形として知られています。

頼みの内容は wait in the car で、when I talk to ~ が「〜と話すあいだ」という時を示します。主語の you が省かれた形で、頼む相手が目の前にいるときの話し言葉らしい短さです。返事の Okay. は、承諾を一語で伝えています。

続く発言は、頼みの理由を添える形です。It’s not that ~. は「〜というわけではない」と誤解を先に打ち消し、It’s just ~. で実際の理由を述べます。台詞では、理由として you’re police、つまり警察であることが挙げられています。文中には you know と、言い直しの you’re… が挟まっています。

I understand. は、理由を受け止める返事です。字義どおりには「理解しました」という意味で、納得したことを伝えます。引用した部分は、Thank you. の一言で終わっています。引用した部分は、頼み、承諾、理由、理解、礼という五つの発言です。

まとめ|短く返す三つの形

It’s nothing. I tripped. は原因だけを添えて軽く答え、Nothing. と Same old, same old. は近況を短く受け、Okay. と I understand. は頼みごとを受け止めます。いずれも一言で会話が進む、日常の返し方です。

次回も『メンタリスト』を観ながら、英語を学んでいきましょう。

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