「love at first sight」の意味と使い方|『モダンファミリー』S04E15で学ぶ英会話

「love at first sight」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

出会った瞬間に「この人だ」と感じたことがあるか、友人同士の会話で聞いたり聞かれたりして、答えに迷った経験はありませんか。

そんなときにぴったりの「love at first sight」を、『モダンファミリー』シーズン4第15話の終盤、ミッチェルとキャメロンの会話で、キャメロンが軽やかに問いかける一言から、一緒に見ていきましょう。

目次

「love at first sight」の意味とニュアンス

love at first sight
意味:一目ぼれ、初めて見た瞬間に恋に落ちること

love at first sightは、会った、あるいは見た瞬間に恋に落ちることを表す名詞のまとまりです。loveは「恋」、at first sightは「最初に見たときに」という意味で、直訳すると「最初に見たときの恋」になります。sightは「見ること、視界」という意味の名詞で、firstと組んで「最初に目にしたとき」という時点を表します。

使い方の中心は、It was love at first sight.(一目ぼれだった)のように、be動詞とともに置く形です。fall in love at first sightのように、動詞を足して「一目で恋に落ちる」と言うこともできます。

at first sightの部分は、単独でも使えます。「初めて見たとき」という意味なので、恋の話に限らず、「一見して」「ぱっと見て」のように広く使える言い方です。日本語の「一目ぼれ」は、「一目で」と「ぼれる(惚れる)」が組み合わさった言葉で、英語の3語のまとまりも、ほぼ同じ働きをします。

Do you believe in love at first sight?のように、believe inと組み合わせて相手に尋ねる形もあります。今回のシーンで使われているのは、この尋ねる形です。

【ここがポイント!】

  • 「love at first sight」の核は、初めて見た瞬間に恋に落ちるという速さ
  • It was love at first sight.のように、be動詞に続けて名詞として使うのが基本
  • believe inと組み合わせれば、「一目ぼれって信じる?」と相手に尋ねる形になる

『モダンファミリー』S04E15のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ミッチェルとキャメロンが2人で話している場面で、やり直しの提案に続いて、了承の返事があったあと、キャメロンが軽い調子で冗談を言います。love at first sightが登場するのは、そのしめくくりの一言です。

— You know, if–if you’re up for a do-over, I recently heard of an idea that could put us in the low end of upper middle-ground fun.
(ねえ、もしやり直しに乗ってくれるなら、最近聞いたいいアイデアがあってさ。「ほどほどに楽しい」のちょっと上あたりの、下のほうには届くはずだよ。)

— Okay.
(わかった。)

Cameron: Do you believe in love at first sight, or should I walk in again?
(一目ぼれって信じる? それとも、もう一度入り直したほうがいい?)

Modern Family Season4 Episode15 (Heart Broken)

シーン解説と心理考察

この場面では、やり直しの提案と、「最近聞いたいいアイデア」という前置きが出てきます。「ほどほどに楽しい」のちょっと上の、下のほうに届く、という言い回しは、控えめな目標を、あえて細かく段階分けして語る言い方になっています。そうした控えめな言い方が続いたあとだからこそ、次の一言との落差が生きてきます。

その先に置かれているのが、Do you believe in love at first sight?です。恋愛の定番の問いかけを、軽い冗談として持ち出しています。続けて「それとも、もう一度入り直したほうがいい?」と、選択肢を添えているところにも、やり直しを前提にした遊び心が表れています。

会話全体を通して、軽口を重ねる空気があります。その流れの中で、ふっと話題を変える一言としてlove at first sightが働いているのが見どころです。

『モダンファミリー』流・覚え方のコツ

「最初(first)に見た(sight)瞬間に恋(love)」と、順番に分けて覚えてみましょう。時計の針でいえば、最初の1秒にすでに気持ちが動いている、そんな速さを思い浮かべると、意味がぶれません。

キャメロンのDo you believe in love at first sight?も、時間をかけずに恋に落ちる速さを、そのまま問いかけにした言い方でした。「一目で恋に落ちる」という話題を、会話の入口に選んでいる点が、この表現らしい使い方です。この場面を思い出せば、love at first sightの「最初の一目」の感覚が自然と浮かんでくるはずです。

視線が最初に合った瞬間を思い浮かべると、at first sightが時間の長さではなく最初の一瞬を切り取る言い方だと定着します。

例文で覚える「love at first sight」

love at first sightは、出会いの話や恋の話題で使える表現です。3つの例文で確認していきましょう。

It was love at first sight when I saw the puppy at the shelter.
(保護施設でその子犬を見た瞬間、一目ぼれでした。)
ペットとの出会いを話す日常の場面です。恋人に限らず、心を奪われた出会いにも使える点が分かります。whenに続けて出会いの場面を添えると、いつ一目ぼれしたのかが伝わります。

A: Do you believe in love at first sight?
B: Maybe. My parents say it happened to them.
(A:一目ぼれって信じる?)
(B:どうかな。両親はそうだったって言ってるよ。)
恋愛の話題を切り出す会話です。believe inで尋ね、it happened to themで「そうだった」と返す形を確認できます。

It wasn’t love at first sight, but we became close friends over time.
(一目ぼれではなかったけれど、時間をかけて親しい友人になりました。)
関係の始まりを説明する場面です。wasn’t〜, butの形にすると、最初の印象と、そのあとの変化を対比できます。

あわせて覚えたい関連表現

fall for someone
((人を)好きになる)
fall for someoneは好きになる動作を表します。love at first sightは「一目で」という速さを含む名詞のまとまりで、fall for ~ at first sightと組み合わせることもできます。動作を言いたいときはfall for、状態やできごとをひとまとまりで言いたいときはlove at first sightが向いています。

have a crush on someone
((人に)ほのかに恋をしている)
have a crushは、片思いに近い状態を表し、時間の速さは含みません。love at first sightは、出会った瞬間の恋を強調する点が違います。

hit it off
(すぐ意気投合する)
hit it offは、恋愛に限らず、初対面ですぐ気が合うことを表します。love at first sightは恋に落ちる瞬間を表すのが中心で、ものに心を奪われた出会いにたとえて使うこともあります。

Note|「信じる?」と尋ねる形と、「一目ぼれだった」と振り返る形

love at first sightは名詞のまとまりなので、前後にどんな言葉を置くかで、使い方の型が決まります。

1つ目は、今回のシーンにあるDo you believe in love at first sight?という尋ねる形です。believe inは「~の存在を信じる」という意味で、一目ぼれという考え方そのものを、信じるかどうか相手に聞く言い方になります。2つ目は、It was love at first sight.と振り返る形で、過去の出会いを「一目ぼれだった」と言い切ります。3つ目は、fall in love at first sightと動詞を足す形で、「一目で恋に落ちる」という動作を描けます。さらに、It wasn’t love at first sight.のように否定にすると、最初は恋ではなかった、という言い方になります。どの型でも、love at first sightの部分は変わらず、前後の言葉だけが入れ替わります。

キャメロンのDo you believe in love at first sight?は、1つ目の尋ねる形にあたります。時間をかけて関係を築く話ではなく、出会いの瞬間そのものを話題にする問いかけです。相手に意見を求める型なので、次の会話がしやすくなる形でもあります。答える側は、Yes, I do.(信じる)やNot really.(あまり信じない)のように短く返すだけで、自分の立場を軽く伝えられます。

名詞のまとまりを固定して、前後の言葉を入れ替えると、いろいろな型が作れます。形の違いを意識して聞くと、場面ごとの意味の違いも見えてきます。

まとめ|「一目ぼれ」を、尋ねる形と振り返る形で使い分ける

love at first sightは、初めて見た瞬間に恋に落ちることを表す名詞のまとまりです。It was love at first sight.のように振り返る形、Do you believe in love at first sight?のように尋ねる形、fall in loveと組み合わせる形など、いくつかの型で使えます。

at first sightの部分は単独でも「初めて見たとき」の意味で使えるので、恋の話以外にも応用が利きます。

キャメロンの「一目ぼれって信じる? それとも、もう一度入り直したほうがいい?」という一言は、恋愛の定番の問いかけを、軽やかな冗談に変えてしまう言い方でした。出会いや恋の話題を思い浮かべながら、表現の引き出しに加えてみてください。

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