「I’m going to miss you」と「I’m not going to miss ~」はどう違う?同居最後の夜を明るくする英語|『フレンズ』S06E06で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「I'm going to miss you」と「I'm not going to miss ~」はどう違う?同居最後の夜を明るくする英語|『フレンズ』S06E06で学ぶ英会話

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『フレンズ』シーズン6第6話は、モニカとレイチェル、チャンドラーとジョーイ、それぞれの同居最後の夜を描く回です。荷造りの途中で別れを惜しむレイチェルとモニカに、フィービーは「寂しくならないこと」を考えてみようと持ちかけます。

同じ miss でも、肯定の形と否定の形では伝わる気持ちが大きく変わります。二つの言い方の違いを、場面に沿って見ていきます。

目次

「I’m going to miss you so much」寂しさを伝える言い方と、見方を変える提案

レイチェルの部屋で荷造りをしているところで、フィービーは楽しく過ごすはずだったと二人に声をかけます。それでもレイチェルとモニカの会話は、別れの話になっていきます。

Rachel: I guess I’m just really sad that I’m leaving.
(たぶん、出ていくのがすごく悲しいだけなの。)
Monica: I’m going to miss you so much.
(すごく寂しくなる。)
Phoebe: Well, this doesn’t have to be so sad, though, you know?
(でも、こんなに悲しくなくてもいいんじゃない?)
Phoebe: Maybe instead of just thinking about how much you’re going to miss each other you should, like, think about some of the things that you’re not going to miss.
(お互いがどれだけ寂しくなるかばかり考えないで、寂しくならないことを考えてみたらどう?)
Friends Season6 Episode6(The One on the Last Night)

sad that ~ は「〜なのが悲しい」と、悲しい理由を that 以下で示す形です。モニカの I’m going to miss you は、これから離れることを前提に「寂しくなる」と伝える言い方で、別れの前に使われることの多い表現です。so much を添えると気持ちの強さが加わります。

フィービーの this doesn’t have to be so sad は「こんなに悲しくなくてもいい」という意味で、doesn’t have to ~ は「〜である必要はない」と見方をやわらげます。続く instead of just thinking about ~, you should ~ は、「〜ばかり考えるかわりに、〜してみたら」と別の考え方を勧める提案の形です。

ここで the things that you’re not going to miss という否定の形が出てきます。miss を否定すると「なくなっても寂しくない」という意味になり、ここから、なくなってもかまわないことを挙げる流れになります。

「I’m not going to miss」なくなってもかまわないことを挙げる

フィービーの提案に、モニカは最初、何も思いつかないと答えます。

Monica: I don’t think there’s anything.
(何もないと思う。)
Phoebe: Come on, there’s got to be something.
(ねえ、何かあるはずだよ。)
Monica: Nope. She’s perfect.
(ない。この子は完ぺきだもの。)
Rachel: I have one.
(私はあるわ。)
Phoebe: Great. Okay, you can go first.
(いいね。じゃあ、先にどうぞ。)
Rachel: Uh, well, I guess I’m not going to miss the fact… that you’re never allowed to move the phone pen.
(えっと、そうね、寂しくならないのは……電話のペンを絶対に動かしちゃいけないってことかな。)
Friends Season6 Episode6(The One on the Last Night)

there’s got to be something は there has got to be ~ のくだけた形で、「何かあるはず」と相手に考えるよう促します。モニカの Nope. は no のくだけた形で、She’s perfect. と続けて、挙げるものは何もないと言い切っています。you can go first は「先にどうぞ」と順番を譲る一言です。

レイチェルの I’m not going to miss the fact that ~ は、the fact that 以下で具体的な決まりを挙げ、それがなくなってもかまわないと伝えています。相手を責めるのではなく、「寂しくならないこと」という枠で軽く不満を言える形です。

Phoebe: Good. That’s a good one.
(いいね。それ、いいよ。)
Phoebe: Okay, Monica, anything? You know, does Rachel move the phone pen?
(じゃあ、モニカは何かある?ほら、レイチェルは電話のペンを動かす?)
Monica: Aw, sometimes…
(ああ、ときどき……)
Monica: Always, actually.
(実は、いつもね。)
Friends Season6 Episode6(The One on the Last Night)

フィービーの That’s a good one. は、挙げられた例を「それ、いいね」と受け止める合いの手です。モニカは sometimes と言いかけて、Always, actually. と言い直します。actually は「実は」と、前の言葉を訂正して本当のところを付け足すときに使われます。このあとモニカは、伝言がきちんと届かないことも挙げ、フィービーは、うまくいった、もう誰も悲しんでいないと返します。

「The only thing that I’m going to miss」否定で前置きして、本当に寂しいことを伝える

場面がチャンドラーとジョーイの部屋に移ると、お金の助けを断ったジョーイが、チャンドラーにこう伝えます。

Joey: Look, I’m not going to miss you helping me out with money. The only thing that I’m going to miss… Is you… And, now the dog.
(いいか、お前が金のことで助けてくれるのは、なくなっても寂しくない。俺が寂しくなるのはただ一つ……お前だ……それと、今はあの犬もな。)
Friends Season6 Episode6(The One on the Last Night)

ジョーイは先に I’m not going to miss ~ で「お金の助けはなくてもいい」と言い、続けて The only thing that I’m going to miss is ~ で寂しくなる相手を一つに絞っています。否定の形で前置きしてから肯定の形を置くので、最後に挙げたものが強く残ります。the only thing that ~ は「〜な唯一のもの」で、ほかには何もないと強める言い方です。最後の And, now the dog. は、チャンドラーに贈ることにした犬の置物を付け足した冗談です。

場面がモニカとレイチェルの部屋に移り、レイチェルの最後のテーブルが運び出されるところで、モニカはレイチェルを呼び止めます。

Monica: I’m really going to miss you.
(本当に寂しくなる。)
Friends Season6 Episode6(The One on the Last Night)

荷造りのあいだに冗談めかした not going to miss を言い合ったあとでも、別れ際のモニカの言葉は肯定の going to miss です。really が入ることで、前の場面の so much と同じく気持ちの強さが加わります。

まとめ|「miss」の肯定と否定

I’m going to miss you は寂しさを伝え、I’m not going to miss ~ はなくなってもかまわないことを冗談めかして挙げる形です。否定のあとに The only thing that I’m going to miss を続けると、本当に寂しいものが際立ちます。

二組の最後の夜を観ながら、miss の肯定と否定を聞き分けると、場面の見え方も変わります。

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