海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン11エピソード14には、「タイミング」をめぐる言い回しが、場面を変えて何度か出てきます。思うようにいかなかった出来事を話す場面ではタイミングが合わないと言い、研究所での作業の場面ではちょうどいいところに来たと言う。今回はこの対比を手がかりに、タイミングの良し悪しを伝える英語を読み解きます。
「間が悪い」「ちょうどよかった」は、日本語でも毎日のように使う言葉です。英語でも同じ気持ちを短く言えるようになると、会話の流れに合った一言が出しやすくなります。
「the timing is off」で、時機が合わないと伝える
思うようにいかなかった出来事について話す場面で、次のような問いかけが出てきます。
— Have you ever tried to do something but the timing was just all off?
(何かをしようとしたのに、タイミングがまるで合わなかったことってある?)BONES Season11 Episode14 (The Last Shot at a Second Chance)
timing は「何かをする時機・間合い」、off は「本来の状態からずれている」という意味です。The timing is off. で「タイミングがずれている」「時機が悪い」という意味になります。just all off と強めているところから、何もかもかみ合わなかったもどかしさが伝わってきます。
その問いかけのすぐあとに、次の言葉が続きます。
— You know what? The timing’s off now. Let’s just get back to the case, all right?
(あのさ、今はタイミングが悪い。とにかく事件の話に戻ろう、いい?)BONES Season11 Episode14 (The Last Shot at a Second Chance)
こちらは過去の出来事ではなく、「今」について言う使い方です。話を切り上げて本題に戻したいとき、「今はその話をする時機ではない」とやんわり伝える言い方にもなるのが分かります。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| The timing is off. | タイミングがずれている・時機が悪い |
| It’s bad timing. | 間が悪い |
| This isn’t a good time. | 今は都合が悪い |
| Is this a bad time? | 今、まずかった?(相手の都合をたずねる) |
「Good timing.」で、ちょうどいいところに来た相手を迎える
研究所での作業の場面では、やって来た相手を迎える一言として、反対の意味の言い方が出てきます。
— Good timing,
(ちょうどいいところに。)BONES Season11 Episode14 (The Last Shot at a Second Chance)
Good timing. は「いいタイミング」「ちょうどいいところに来た」という意味で、来た人を迎えるときや、物事がうまく重なったときの定番の一言です。作中でも、この一言のあとすぐに分析の結果へと話が進みます。
さらに強めるなら Perfect timing.(絶妙なタイミング)、間に合ったことを言うなら Just in time.(ちょうど間に合った)が使えます。一方で Great timing. や Nice timing. は、間の悪いときに皮肉として言われることもあるとされています。声の調子や場面で意味が逆になる点は、覚えておくと安心です。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| Good timing. | ちょうどいいところに |
| Perfect timing. | 絶妙なタイミング |
| You’re just in time. | ちょうど間に合ったね |
| Great timing.(皮肉) | よりによって今? |
「a weird-timing thing」で、間の悪かった出来事を振り返る
もう一つ、出来事を振り返る場面では、こんな言い方も出てきます。
— Yeah, it was a weird-timing thing.
(うん、なんだかタイミングが変な感じだった。)BONES Season11 Episode14 (The Last Shot at a Second Chance)
weird-timing は2語をハイフンでつないで形容詞のようにし、thing にかけた形です。口語では、説明しにくい出来事を「〜な感じのこと」と thing でまとめる言い方がよく使われます。
似た形の It was just a timing thing. は「タイミングの問題だった」という意味で、誰のせいでもなかったと伝えるときにも使えます。たとえば It wasn’t anyone’s fault. It was just a timing thing.(誰のせいでもない、ただタイミングの問題だった)のように言うと、相手を責めずに出来事をまとめられます。
まとめ|ずれた・合った・妙だった、三つのタイミング
今回は『BONES』シーズン11エピソード14から、時機が合わないと伝える the timing is off、ちょうどいいところに来た相手を迎える Good timing.、間の悪かった出来事を振り返る a weird-timing thing を読み解きました。同じ timing でも、組み合わせる言葉しだいで残念な気持ちにも歓迎の気持ちにもなるのが分かります。
次回も『BONES』と一緒に、場面に合った一言を英語で探していきましょう。
同じ回の英語は、もう一度チャンスを頼む言い方のコラムや、冬の道路にまく塩の文化のコラムでも扱っています。


コメント