「turn someone in」の意味と使い方|『BONES』S12E04で学ぶ英会話

「turn someone in」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

血のつながった相手であっても、正しいことをするためには一線を引かなければならない。頭では分かっていても、いざその場面が実際に訪れたら、簡単には割り切れないものです。誰かにとっての正義が、別の誰かにとっての痛みになることもあります。

そんな覚悟がにじむ「turn someone in」を、『BONES』シーズン12第4話の中盤、逃亡中の実父について、オーブリーがキャロリンと話すシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「turn someone in」の意味とニュアンス

turn someone in
意味:(人を)警察・当局に引き渡す、警察・当局へ通報する

turn someone inは、犯罪をした人を警察などの当局へ引き渡すことを表す句動詞です。目的語が自分自身になれば、turn oneself in(自首する)という形になります。「当局の側へ渡す」という方向を思い浮かべると、二つの形を関連づけて覚えられます。

この表現は、引き渡す相手を明示する言い方で、それ自体が密告者への強い非難を必ず含むわけではありません。ただし、家族や仲間を対象にすれば、行為の重さは文脈から生まれます。目的語が物のturn something inには、書類を提出したり、物を所定の機関へ返したりする用法もあります。

【ここがポイント!】

  • 人を警察などの当局へ引き渡すことを表す句動詞
  • 他人が対象なら通報、自分が対象ならturn oneself inで自首になる一言
  • ratやsnitchほど非難を明示しないが、響きは関係性や状況によって変わる

『BONES』S12E04のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

アルド事件の捜査とは別のサブプロットで、逃亡中の父に関する情報を受けたオーブリーがキャロリンと話します。キャロリンが、父から助けを求められる可能性を口にすると、オーブリーはそれを「間違いだ」と即座に否定します。キャロリンが父子の関係を念押ししたあと、オーブリーは以前にも父を当局へ引き渡したと答えます。

Caroline: He may reach out to you for help.
(彼があなたに助けを求めて連絡してくるかもしれないわ。)

Aubrey: That would be a mistake.
(それは間違いだ。)

Caroline: You sound pretty confident about that. The man’s your father.
(ずいぶん自信があるのね。あの人はあなたの父親よ。)

Aubrey: And I already turned him in once, so it’ll be even easier the second time.
(一度突き出してるんだ。二度目はもっと簡単さ。)

BONES Season12 Episode4 (復讐の始まり)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

キャロリンはThe man’s your fatherと、相手が実父であることを念押しします。それに対し、オーブリーは一度目の経験を示し、even easier the second time(二度目はもっと簡単)と答えます。前後の応酬を含めることで、彼の自信が何に基づいているのかが明確になります。

turn him inは、父を当局へ引き渡した行為を直接述べる句動詞です。ratやsnitchのように密告を非難する語を使わず、何をしたかに焦点を置いています。ただし、キャロリンが父子関係を持ち出しているため、行為の重さは会話全体から伝わります。

この場面はアルド事件の捜査そのものではなく、オーブリーの父をめぐる別のサブプロットです。二つを混同せずに見ると、フレーズが父との関係について交わされた言葉であることが分かります。

『BONES』流・覚え方のコツ

誰かの背中をそっと押して、警察署の扉の「中へ(in)」入れてしまう。そんな動作を思い浮かべてみてください。これは語源を断定する説明ではなく、turn(向きを変える)とin(中へ)を手がかりに、「当局の側へ引き渡す」と覚えるためのイメージです。

劇中でオーブリーが語ったのは、父を以前にも当局へ引き渡しており、二度目はもっと簡単だということでした。誰かを当局の側へ渡す動きをイメージしておけば、自分が対象になるturn oneself in(自首する)も、同じ絵の延長として自然に覚えられます。

例文で覚える「turn someone in」

通報や自首の場面で幅広く使える表現です。日常とニュース、2つの場面と会話例で見てみましょう。

She struggled with whether to turn her own brother in.
(彼女は自分の兄を通報すべきかどうかで葛藤した。)
家族の不正をめぐる葛藤を語る場面です。情と正しさの間で揺れる心情が伝わります。

He turned himself in to the police after a week of hiding.
(彼は一週間身を隠した後、自ら警察に出頭した。)
事件報道でよく見られる言い回しです。turn oneself inの典型的な使い方になります。

A: Are you really going to turn him in? B: I have to. It’s my job.
(A:本当に彼を通報するつもり? B:そうしなきゃ。それが仕事だから。)
職務と個人的な感情の板挟みを描く会話です。

あわせて覚えたい関連表現

turn oneself in
(自首する)
目的語がoneselfになると、自ら当局に出頭する意味に変わります。turn someone inの対象が自分自身になったバリエーションです。

rat someone out(既出:BONES_US_S01E22)
((人を)裏切って密告する)
ratは俗語的で、密告を裏切りとして非難する響きを伴いやすい言い方です。turn someone inが引き渡す行為を述べるのに対し、こちらは相手への否定的な評価が前面に出ます。

report someone
(人を通報する、報告する)
reportは、その人や行為について当局などへ知らせることに焦点があります。turn someone inは、犯罪をした人を警察などへ引き渡す場面で使われます。

Note|turn someone in / rat someone out / snitch ―― 通報の温度差

turn someone in、rat someone out、snitchは、人を当局へ引き渡したり、秘密を権限のある人へ知らせたりする場面に関係しますが、辞書で示される語義や使用域には違いがあります。

turn someone inは、犯罪をした人を警察へ連れて行く、または当局へ引き渡すことを表します。行為そのものを述べる表現で、対象が自分ならturn oneself inとなり、「自首する」の意味になります。

rat on someoneやrat someone outは俗語で、秘密を明かして相手を裏切るという非難の響きを伴います。snitchも、誰かの悪事を権限のある人へひそかに知らせる意味の、くだけた非難的な語です。snitchは動詞だけでなく、そのような人を指す名詞にもなります。

どの表現が合うかは、通報という行為だけでなく、話し手がそれをどう評価しているかで変わります。劇中のturn him inは、オーブリーが父を当局へ引き渡した事実を述べる言い方であり、ratやsnitchのような非難のラベルは加えていません。

まとめ|二度目はもっと簡単だと語った一言

turn someone inは、犯罪をした人を警察や当局に引き渡すことを表す句動詞です。自分が対象ならturn oneself inで自首、物が対象のturn something inなら提出や返却を表すことがあり、目的語と文脈で意味を見分けます。

この句動詞を知っていると、通報や自首をめぐる場面を具体的に言い表せるようになります。rat outやsnitchが俗語で非難の響きを伴うことも押さえておくと、行為を述べたいのか、密告を批判したいのかで選び分けられます。

実の父を一度すでに引き渡し、二度目はもっと簡単だと語ったオーブリー。キャロリンとの応酬を思い出しながら、事件やニュースの話題に触れたとき、会話のレパートリーに加えてみてください。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「turn someone in」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次