ごまかしがばれて「I’m sorry」と謝られたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S06E13で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: ごまかしがばれて「I'm sorry」と謝られたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S06E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン6第13話では、父親のクレジットカードで服を買ったジルのところへレイチェルがやって来て、フィービーとロスがジルをかばおうとします。レイチェルの問いかけから、ごまかしと謝罪をめぐる会話が続きます。

相手の言い分が苦しいとき、英語では問いただす一言、聞き返す一言、謝罪を受けて返す一言が順に出てきます。三つの段階に分けて、作中の流れに沿って見ていきます。

目次

「Did you shop?」苦しい言い分を問いただす

カフェのセントラルパークで、ジルがロスとフィービーに買った服を見せていたところへ、レイチェルがやって来ます。

Rachel: Jill…
(ジル……)
Rachel: Did you shop?
(買い物したの?)
Jill: No.
(してない。)
Jill: They did.
(この人たちがしたの。)
Phoebe and Ross: Yeah, we went shopping!
(そう、買い物してきたんだ!)
Rachel: You went shopping? What? And then you just came in here and paraded it right under Jill’s nose when you know she’s trying to quit?
(買い物してきたの?何それ?それでここに来て、ジルがやめようとしてるのを知ってるくせに、目の前で見せびらかしたってわけ?)
Rachel: Wow, you guys, it’s terrible.
(ちょっと、あなたたち、ひどいわね。)
Friends Season6 Episode13(The One with Rachel’s Sister)

Did you shop? は、買い物袋を前にした短い確認です。ジルは No. They did. と、主語を入れ替えて二人に話を振ります。They did. の did は、前の文の shop を受ける代動詞で、同じ動詞を繰り返さずに済ませています。このような代動詞の返しは、短く答えたいときに日常会話でも便利です。

フィービーとロスの we went shopping は、その振りに合わせた返事です。レイチェルはそれを受けて、二人を責める言い方で返します。途中の What? は「何それ?」と相手の話を聞き返す短い一言で、続く非難の前置きになっています。

parade ~ under someone’s nose は「〜を人の目の前で見せびらかす」で、right が「まさに目の前で」と強めています。be trying to quit は「やめようとしている」で、ここでは買い物をやめようとしているジルのことを、癖をやめようとしている人のように言っています。

「Of course I’ve heard of them」聞き返しと、とっさの返し

続いてレイチェルが何を買ったのか尋ねると、フィービーが服を出して見せます。

Phoebe: And then I got, uh, these… are apartment pants.
(それから、えっと、これ……アパートメントパンツ。)
Rachel: Apartment pants?
(アパートメントパンツ?)
Phoebe: Yeah, you’ve never heard of them?
(そう、聞いたことないの?)
Rachel: Well, no, of course, of course I’ve heard of them.
(まさか、もちろん、もちろん聞いたことあるわよ。)
Rachel: Ross, what did you get?
(ロス、あなたは何を買ったの?)
Ross: I got this… this.
(俺はこれ……これだ。)
Rachel: A pashmina?
(パシュミナ?)
Ross: I-I love these babies.
(こういうの、大好きなんだよ。)
Friends Season6 Episode13(The One with Rachel’s Sister)

Apartment pants? と A pashmina? は、相手の言った名詞だけを繰り返して聞き返す形です。文を組み立てなくても、語尾を上げるだけで「それって何?」「本当に?」という確認になります。フィービーの言う呼び名は、ジルが少し前に自分の服に付けていた呼び名に似ています。

フィービーの You’ve never heard of them? は否定の疑問文です。これに「聞いたことはある」と答えるとき、英語では答えの中身が肯定なら Yes, I have. のように yes を使うのが基本で、日本語の「いいえ、あるよ」とは向きが逆になります。レイチェルの Well, no, は相手の思い込みを打ち消す前置きとして働き、すぐ後ろの of course I’ve heard of them で中身をはっきりさせています。なお hear of ~ は「〜の存在を聞いたことがある」で、hear ~ と違い、名前や評判を知っているという意味になります。

ロスの these babies は、物を親しみを込めて呼ぶくだけた言い方です。ロスはこのあと、パシュミナを敷物だと説明してしまいます。

「You’ll just really learn the lesson」謝罪を受けてどう返すか

レイチェルが名前を呼ぶと、ジルは謝ります。

Rachel: Jill.
(ジル。)
Jill: I’m sorry, Rachel.
(ごめんなさい、レイチェル。)
Friends Season6 Episode13(The One with Rachel’s Sister)

名前だけを呼ぶ Jill. は、それ以上何も言わずに相手に説明を促す一言です。この謝罪に返ってくるのが、次の一言です。

— Oh, come on. You really think that’s going to work on me?
(ちょっと、それで通じると本気で思ってる?)
Friends Season6 Episode13(The One with Rachel’s Sister)

work on ~ は「〜に効く」「〜に通用する」で、that はその謝り方を指しています。You really think ~? と平叙文の語順のまま語尾を上げ、「本気でそう思ってるの?」と見え透いた手には乗らない姿勢を伝えています。ジルは「そうよね」と認めたうえで、I am sorry と am を省かずに言い、謝る気持ちは本当だと重ねます。

その後、レイチェルは品物の扱いを決めます。

Rachel: Now, since Daddy paid for all this stuff I should take it all away
(さて、これ全部パパが払ったんだから、全部取り上げるべきなんだけど)
Rachel: But I’m just going to take… the-the pashmina.
(私が持っていくのは……パ、パシュミナだけにする。)
Rachel: And the-and the, uh, pants.
(それと、えっと、パンツも。)
Rachel: And, you know what, I’m just going to take it all away ‘cause that way, you’ll just really learn the lesson, okay?
(それに、そうね、やっぱり全部持っていくわ。そうすれば、本当に懲りるでしょ、いい?)
Friends Season6 Episode13(The One with Rachel’s Sister)

冒頭の Now, は話題を切り替える合図で、ここから品物の扱いの話に入ることを示しています。I should ~, but I’m just going to ~ は、本来とるべき措置と実際にとる措置を言い分ける形です。品物を一つずつ挙げたあとで「やっぱり全部」に変える流れが、言い分けの形をそのまま崩していきます。理由を添える that way, ~ は「そうすれば〜」で、learn the lesson は「教訓を得る」「懲りる」という意味です。レイチェルはこのあと、品物を持って出ていきます。

まとめ|ごまかしと謝罪に返す英語

Did you shop? で問いただし、名詞だけの聞き返しで確かめ、You really think that’s going to work on me? や that way, you’ll learn the lesson で謝罪に返す流れを見てきました。短い一言を段階ごとに使い分けると、相手の言い分への返し方が整理できます。

姉妹と仲間の掛け合いを思い出しながら観ると、一言ごとの駆け引きがよく見えてきます。

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